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VOL.☆ 193 花卉・観賞植物 Flowers and ornamental plants
★★ ピンク系ゼフィランサス ★★

●カリナタ (サフランモドキ) Zephyranthes carinata Herb.
異名: グランディフローラ Z.grandiflora 園芸名: Z.rosea
原産地: 中央アメリカ (ジャマイカ、キューバ、メキシコ、グアテマラ)
carinata 脊稜ある
1824年に発見され、日本へは弘化2(1845)年に渡来し始め、サフランとまちがえられた。和名は明治7(1874)年頃につけられたもので、サフランに似て別物の意。
根出葉は半直立し、細く線形で光沢があり長さ15〜30cm、幅7mm前後と幅広く、緑色であるが基部は紅色を帯びる。
春から秋にかけて、1鱗茎から7〜10個の葉を出葉させる。花が上向き、ろうと状から筒状。春から夏にふつう葉の展葉と同時に開花する。屋外のロックガーデンでよく生育する。地下にラッキョウ型の鱗茎があり、葉は1株に2〜7枚を群生し、細長く線形をしていて、ひらたく柔かく、下部は紅色をしている。茎を1本、最も外側の葉間から出し、先に紅色の美しい花を1個つける。
開花は5〜10月、高さ20〜30cm、花は径6cm前後で大きい。
花被裂片は鮮桃色で、6片または8片に分かれて平開し、下部は筒状で緑色。雄しべは6本、動揺する黄色いやくがある。筒の下には下位子房があり、子房の下に花柄があって、膜質の包葉がこれを包んでいる。
鱗茎は径約3cmで本属の中では大きい。
花は長さ7cmのろうと形で明るいピンク色。美しい鮮桃色の大輪美花。半耐寒性で、日本の暖地でも半野生化するほど丈夫。
晩春から盛夏の花壇に彩りをそえ、夏花壇にさわやかな涼感を与えてくれる。温室でのコンテナ栽培植物として人目を引く。
数十種がアメリカを中心とする西半球に自生。一名〈レインリリー〉と呼ばれ、夕立など雨後の翌日には不思議と花梗が伸びてくる。花径2〜5cm、草丈10〜25cm、1茎1花で、花の寿命は3日くらいと短いが、種類によっては初夏から晩秋まで咲く。
●Z.ロゼア
Rosea 輝くようなローズ色の美花。
赤花の代表種。半耐寒性。
キューバ、西インド諸島、グアテマラ原産。1823年にイギリスに紹介された。
鱗茎は小さな球状で径2cm前後。灰白色を帯びた緑色の細い線形の根出葉は
長さ20〜30cm、幅約5mmで斜上する。花筒部の短い、長さ最大3cmのろうと形
の花は濃いピンク色の小輪、7〜8月開花。花被裂片の幅は1〜1.5cm、花柱は
雄しべより長い。高さ15〜20cm、幅8〜10cm。
●Z.タウベルティアナ (モモイロタマスダレ) Taubertiana
ブラジル原産、耐寒性。種の形容語は人名にちなむ。1935年に日本に導入された。
葉は長さ20cm、幅1cmでやや厚く、濃緑色で光沢がある。開花は5〜9月。
花は寿命が短く1日でしぼむ。花被裂片は桃色、花筒部に濃緑色の条線が入る。
桃の里 濃桃色の大輪美花。夏咲き。強健で秋まで不定期に雨周期に合わせよく咲く。
紅玉 淡紅色。オーストラリア原産。ローズ紅色の丸弁小輪の美花で5月咲き。
●Z.
リンドレイアナ Lindleyana 淡紅色 カバイロタマスダレ
ブラジル、メキシコ原産で半耐寒性。種の形容語は人名にちなむ。日本には1934年に
導入された。鱗茎は丸く径1〜2cm、葉は長さ約20cmで幅狭く、狭線形。4〜6月に
開花。花は小さく径2〜3cm。花筒部は緑色。
●サンアントーネ クリーム黄色の剣弁の弁先が淡いワイン色の品種
●クリープ 小輪だが、美しい桃色に中心部は乳白色。耐寒性種。
●マーシャ ごく淡いアプリコット、大輪で上品な花。
―――――――――――――――栽培のポイント―――――――――――――――
植え方 4月下旬ごろが植付け適期。土の表面に腐葉土や園芸用の軽石、化成肥料などをばらまいて、湿っていて水排けのよい
肥沃な土壌で、半日陰または日当たりのよい場所に植え付ける。生育期には十分潅水し、4週間ごとにバランスのとれた液肥を施用する。深植えをさけ、球根の首の先端が地表すれすれくらいに植付ける。
植付け間隔は球根1〜2個分くらいあけるか、球根がほぼ触れあうくらいに密植すると開花時に華やかで美しい。球根の首部を持ち、突刺すように植えると簡単。
一度植え付けると3〜4年は掘り上げずにおき、株が過密になって花立ちが悪くなると掘り上げ、株分けする。
鉢植え 壌土を基本とした鉢物用土に荒砂。赤玉土・腐葉土・バーミキュライトなどを均等に混合して、下部にふるい分けた大粒土を入れる。4〜5号鉢に5〜10球
程度に密植し、球根の首が少々出るくらいの浅植えにする。
長雨が原因の赤斑病は、マンネブダイセンなどで消毒する。有機肥料を十分に与える。
冬越し 耐寒性種以外は、降霜時に掘上げるか盛土をして保護する。鉢植えも、霜が降りたら給水をやめて、凍らない場所で休眠させる。
冬の過湿から保護する。
繁殖 種子は取りまきとし、13〜18℃で播種する。子株を春に株分けする。
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